活動紹介

2018男女平等参画推進フォーラム 開催

【作成日:2019年01月23日】

心理カウンセラー 吉村氏

九州電力総連男女平等参画推進委員会は、1月19日(土)ユニティーホールにおいて組合員67名参加のもと、標記フォーラムを開催しました。 現在、様々な場面において「働き方改革」「高齢化社会」「労働人口の減少」などがクローズアップされていることを踏まえ、仕事と生活の調和を切り口に「男性の働き方改革」「イクボス&部下ヂカラ」「女性活躍の促進」などについて示唆を頂くべくフォーラムを開催しました。
 冒頭、男女平等参画推進委員会を代表し、亀﨑事務局長より「労働運動を切り拓く ~女性たちによる闘いの軌跡~」と題して、男女雇用機会均等法制定など法改正の歴史、女性リーダーたちの語録を用いての軌跡について紹介挨拶頂いた後、第一部では、ファザーリング・ジャパン九州理事であり、心理カウンセラー・研修講師であります 吉村伊織さんをお招きし、「男女共同参画社会に向けて」と題して講演を頂きました。 講演では、自身の職場時代の育児経験、ワークライフバランスとは何か、必要なワケ、男性の育児参画などをサブテーマとして熱弁を奮っていただきました。ワークライフバランスとは、仕事と生活とのバランスをとること。なぜ今ワークライフバランスが必要なのか?仕事以外の生活で、大事にしたいこと、取り組みたいこと、取り組む必要のある者が増加・少子高齢化で労働人口の減少があげられます。今後、少子高齢化が進み人口が減る事によって市場が縮小し売上があがらなくなり、私たちの仕事が虚しくなってくる。女性の活躍推進・男性の育児参画が必要となってくると示唆を頂きました。 女性労働力率が高い国ほど出生率が高い傾向であるため、働きながら子育てができる環境の整備が必要である。男性が家事・育児に関わることも重要。子育ては経済活動・社会基盤を整えるとの認識が大切であると強調されました。男性の育児に参画するためには、男性の働き方の改革が必要です。 働き方改革の実現のためには、ワークライフバランスを考慮しながら優先順位を明確にする事、やらなくていいこと探す、時間ドロボー撃退、無駄な会議を減らす、メール容量を減らすなど、自分一人でなく、周囲との連携が重要です。上司、部下、同僚、他部署、関係諸団体と協力するし、ワークライフバランスの実現を目指していくことの重要性を改めて認識した次第です。
 第二部では、グループ討議「~みんなが人生を楽しむために~ワークライフバランスの実現に向けて私が出来ること」をテーマとして、講演の振り返りを実施しました。グループ討議では、各単組の実情・課題、制度の共有など、熱心に意見交換などを行って改善策などのヒントを得たのではないかと思います。第三部では、九州電力女性委員会の活動報告を実施しました。
​ 今回のフォーラムを受講し、男女平等、労働時間短縮、育児・介護制度など、労働環境整備が必要であるとの認識を改めてした次第です。 各単組・県電力総連と連携を図りながら、引き続き環境整備の支援を行っていきたいと思います。