活動紹介

2020年労使安全懇談会を開催する! (鹿児島県総連)

【作成日:2020年12月08日】

鹿児島県電力総連は、11月6日(金)に、労使合わせて31名の皆様にご出席頂き、「2020年度労使安全懇談会」を実施いたしました。
 今回の懇談会は、新型コロナ感染症の感染拡大を防止するために、規模を半分程度に縮小しソーシャルディスタンスを確保、時間短縮して開催いたしました。
 はじめに、主催者及び企業側の代表挨拶の後、鹿児島市こども未来局次長の吉住嘉代子様から、『新型コロナ感染症~患者が出ても拡げない、拡がらないために出来ること~』と題して講演を頂きました。
 吉住次長は、鹿児島市保健所の参事でもあり、鹿児島市で感染者が発生した時にはマスコミ対応もされておられます。
 これまでの経験談を交えながら、具体的な注意点や対応策をお話しいただきました。
 

<組合側代表 鹿児島県電力総連 黒江会長 あいさつ>
 日頃から鹿児島県電力総連の諸活動に対しまして、ご理解とご協力を賜り感謝を申し上げます。コロナ禍での安全懇談会の開催について、主催者といたしましては、行うべきかどうか、とても悩みましたが、安全懇談会は、私たち電力総連の仲間の安全と健康を点検する、年に一度の貴重な機会であることを鑑み、このような形で、規模を縮小し感染防止対策を実施した上で開催させていただきました。入場にあたりましては、検温や連絡先のご記入など、皆さま方には、決められたルールに従って適切に行動してくださり、ありがとうございました。
 まずは、業務上災害の発生状況です。
 電力関連産業での災害発生は横ばい、むしろ増加傾向にあると言わざるを得ません。今一度、発注者、受注者がそれぞれの立場の原点に立って、新しい競争の時代に沿った安全施策について、労使一体となって知恵を絞っていかなければならないと思っています。
 私達、電力関連産業は、電力供給体制のシステムが大きく変わる中で、自然災害の方は、50年に一度、あるいは100年に一度というキーワードが、年に何回も報道されているのではないかと思われれるほどの災害大国となっている状況です。避難所では、水や空気の次は「電気」だと訴える人がほとんどで、早期復旧に対する地域住民の期待度は増すばかりです。現実の問題として、電力の復旧はスーパーボランティアであっても不可能であり、こればかりは、私たち電力の仲間でなければなりません。訓練する期間を十分に確保するだけの人員計画が、最も重要となる訳です。余裕がなければ、安全文化の醸成も、継承できません。
 今後とも電気事業が持続的に発展し、災害からの復旧作業能力を高めていくためには、これまで以上の労働条件の向上が必要であることも、電力総連としてしっかりと認識して取り組みたいと思います。
 九電グループの「労使」が協調してこれまで以上に、知恵を絞り、汗を流していかなければならないと思っています。
 関係各位のご理解とご協力をお願い申し上げまして、主催者を代表しての挨拶とさせていただきます。
 

  • 会長あいさつ
  • 鹿児島市こども未来局次長 吉住嘉代子様