活動紹介

2013年度労使安全懇談会 開催

【作成日:2013年11月13日】

メンタルヘルスへの対応として大事なこと
1.早期の気づき 2.そのためのコミュニケーション 3.上長の関わり

​ 九州電力総連は、11月12日(火)ユニティホールにて、常任執行委員16 名と常任単組の企業側8 社17 名の参加のもと2013年度労使安全懇談会を開催しました。 今年は、職場に顕在化しているメンタルヘルス不全者に対して心理学的な観点からメンタルヘルスに対する正しい知識や対応方法を習得し理解を深めるため、(公財)福岡労働衛生研究所 健康増進部 臨床心理士 村上碧海先生をお招きし「メンタルヘルス不全者に対するラインケア」と題して講演をいただきました。 村上先生からは、メンタルヘルス不全者の参考事例を始め、メンタルヘルスの初期段階での対応方法や「新型うつ」タイプの特徴、メンタルヘルス不全者を発生させない職場づくりについて、わかり易く説明いただきました。 「相手の身になって考え、接し」「相手の目線にたって」親身に対応し、自分の気持ちを伝え、相手を気遣うことが重要なポイント。メンタル不全者が発生しない職場は、風通しが良く、業務が円滑に進み、下の意見や考えが反映され、信頼関係がある職場であり、組合活動の基本でもあるコミュニケーションが最も重要な役割を担うと説明されました。 
 続く、 安全懇談会では、九州電力総連から上期の災害発生状況や九州電力総連の安全衛生活動について説明しました。その後、参加企業より「メンタルヘルス不全者に対する対応と復職に向けた取り組み」について報告のあと意見交換を行ないました。各社の報告の中で、どの企業も1%程度のメンタル不全者を抱えていることにあらためて対応の重要性を再認識しました。
  安全の観点からも、衛生の観点からも、コミュニケーションがとれる良好な職場環境を作ることが重要であるとの共通認識に立ち、ゼロ災害およびメンタルヘルス不全者を発生させない職場環境づくりに向け取り組む決意を参加者全員で確認しあい、労使懇談会を終了しました。